『羊飼いたちからのメッセージ』  2005年12月11日
「今日ダビデの町で、あなた方のために、救い主がお生まれになりました。
  この方こそ主イエスキリストです。」
                                                ルカ2:11
 今日で、アドヴェント2週目です。アドヴェントとは、クリスマスを待ち望む期間のことで、アメリカです
と、子供達が毎日窓を開けていくようなアドヴェントカレンダーを見かけますね。
 先週までは、キリストの誕生を預言したイザヤの言葉からメッセージをして参りました。今日からは
お誕生にまつわるお話を致します。
 イエス様のお誕生を、一番初めに知ったのは誰だったでしょうか?有名な聖書の登場人物では
ありません。寒空の下、真っ暗な恐ろしさに震えながら羊の番をしていた、羊飼い達でした。
悲しんでいる、そしてへりくだっている者に、神様の恵みは与えられます。羊飼い達の出来事は
それを象徴しているようです。
 これは「ペニンスラプレイズ」にも書きましたが、私がアメリカに来たばかりの頃のお話を致しましょ
う。私は企業や学生関係でアメリカに渡ってきたわけではありませんから。そういう意味でのフォロー
アップのシステムはなく、最初のこちらの生活では、それなりの苦労がありました。そんなクリスマス
のある夜、私は娘を連れて、近所のグロッサリーに買い物に行きました。その店の前ではSalvation
Army(救世軍)の方々が、クリスマスキャロルを演奏し、ドネーションを募っておられました。ご老齢
のメンバーが奏でるキャロルは、決してプロの演奏のような卓越したものではなかったのですが、私
は娘の手を握りながらそこに立ち尽くし、ただただ感動し、涙を流しました。「クリスマス、イエス様は
私のために生まれてくださったのだ、それはなんという暖かい、そして素晴らしい出来事なのだろう」
と、心が癒される思いがいたしました。
 つらい夜を過ごしていた羊飼いのもとに、天使がやってきて、大軍勢が神様をほめたたえ、大きな
光が羊飼い達を包み込み、イエス様のご誕生を告げ知らせました。そして羊飼い達は、赤ちゃん
イエス様を礼拝し、世界で最初の栄光ある恵みを経験したのでした。
 これがクリスマスです。心が寒空のような、また恐れに囲まれた夜のような、そんな時があっても
あなたのために救い主がお生まれになりました。これが今日のあなたに与えられる、羊飼い達から
の、そして神様からのメッセージなのです。
ペニンスラフリーメソジスト教会日語部牧師
榊原 宣行
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