『伝えたい』  2005年10月30日
「王ばかりでなく、今日この話を聞いてくださる全ての方が、
             私のようになってくださることを神に祈ります。」       使徒26:29
 裁判の中でパウロが語ったこと、それは言い訳ではなく、福音でした。本章にはパウロの証が記さ
れています。これは9章と22章に続く、3回目の証です。パウロが望んだこと、それは全ての人が救い
に与るということでした。「伝えたい」という思い、それがパウロの全てだったのです。
 「伝道」と聞くと、「しなくちゃいけないと思うけど、自分にはとても出来ない・・・」とおっしゃる方も
おられるかもしれません。もちろん、他者に声をかけたり、教会に誘うということには、勇気がいる
ことです。そういう意味では、得意とか不得意などがあるともいえるでしょう。sしかし、わたしのため
に十字架で死んでくださって、復活の命を注いでくださるお方のために、何かが出来るはずです。
あなたには、何かの使命があるのです。
 私が以前おりました教会に、教会の家事を何でもしてくださる方がおられました。もうご老齢で、
リュウマチで身体も言うことを利かず、教会に来るのがやっとでした。しかし、教会で奉仕する人の
ために食事を作り、飲み物を出し、細かいことは何でも喜んでやっていてくださったのです。この方
は、誰よりも伝道の働きをしてくださったのだと思っています。なぜなら、表に立って伝導するもの
たちを励まし、力付けていたからです。
 それぞれに、主から与えられた使命が有ります。不必要な人はこの地上に誰もいないのです。
主の愛を受け、主の愛にこたえるものとして、これからも生かされて参りましょう。
ペニンスラフリーメソジスト教会日語部牧師
榊原 宣行