『この町の救い』  2005年8月28日
「恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。あなたには、わたしがついている。だれもあなたを 
襲って、危害を加えるようなことはない。この町にはわたしの民が大勢いる。」
                                                使徒18:9−10
 パウロの宣教活動は、信仰の友も与えられ、ますます進んでいきました。しかしそれを良しと思わ
ないユダヤ人達は、クリスチャン迫害を推し進め、ローマ総督の下にパウロを引きずり出し、法廷で
罰を訴えます。ところが総督は、宗教的な問題はローマ政府には関係ないとして、これを一蹴して
しまうのです。これによって宣教の道は、更に伸びて行き、パウロは第三回の伝道旅行に向けて
出発します。
 そんなときに、神様はパウロに向かって御言葉を語られました。それが上記の聖句です。これは
今でも私達に語られているのではないのでしょうか?十字架と復活の主の恵みに応え、何をする
ことができるでしょう?
 わたしは先週、ミシガン地区の日本人のクリスチャンによるキャンプに招かれ、御用をさせて頂き
ました。そこで私は、永住、駐在、学生、国際結婚など、様々な理由でアメリカに住んでおられる
方々にお会いしました。日系人の歴史が深い西海岸と違い、中西部の日本人の歴史は、今ちょうど
刻み始めたと言う感じです。そこで私は、ある学生に出会いました。あるとき彼は、総領事の主催
する晩餐会に招かれたそうです。それは総領事が、苦学生達を励ますための催しでした。そこで
総領事は「皆さん、学びを終えたら是非アメリカに残らず日本へ帰ってください。なぜなら、こうして
世界を見たあなた達こそが、今の閉鎖的な日本を変える力を持っているからです。」とおっしゃった
そうです。その話を私は聞いて、とても感心しました。
 アメリカに住んでいるからこそ、私達に出来ることがあります。祖国に対して、そしてこの国に住んで
いる同胞に対して、祈り、労する責任が私達にはあるのです。そしてそれは、身近なところから始ま
ります。あなたの教会で、あなたの家族の中で、会社で、学校で、あなたは何が出来るでしょうか?
ペニンスラフリーメソジスト教会日語部牧師
榊原宣行