『世の光』  2004年7月25日
「あなたがたは世の光である。」
                                               マタイ5:14
 キリストは世の光です。そのキリストを仰ぐ者もまた、世の光となって、この地上を照らすのです。
「お先真っ暗」「一寸先は闇」などと言われますが、確かに現代の日本において希望をもって生きて
いる人が、どれくらいいるのかなぁと思ってしまいます。
 見ず知らずのご老人の家に電話をかけて、あたかも自分が孫であるかのように装ってお金を騙し
取る、いわゆる「オレオレ詐欺」が問題になっています。被害は日本全国で200件、総額1億2千万
円の被害額だというのですから、深刻です。誰も信じられないような時代にあって、まことの光として
世を照らす役目が私達にはあるのです。
 光は照らす役目と同時に、温もりを与えることが出来ます。「現代は心の時代」と言われ続けもう
何年になるでしょう。人々は本当の温もりを求めています。
 私の知り合いで、林檎をかじるときの「シャカッ」と言う音が嫌いだと言う人がいます。テレビを見て
いてそういうシーンが出てくると、ゾッとするというのです。しかし、あるときその場面が出ても平気な
顔をしているので、なぜかと聞いてみると、「それはコンピュータで作った合成音だから平気なのだ」
といいました。人は無意識のうちに、人工的なものと、自然の者と判断できるのですね。これだけ便
利にコンピューターで何でも出来る時代になりましたが、人はそれでは満足できないのです。満た
されないのです。
 わたしはキリスト教の優位性を主張し、排他的に色々言いたいのではありません。しかし、人の罪
を十字架で身代わりになって赦し、復活して永遠の命を与えるお方は、キリスト以外におられません
世の光は、この方以外にはいないのです。そのお方が「あなたは世の光だよ」とおっしゃっておられ
るのですから、その声に応えようではありませんか。
ペニンスラフリーメソジスト教会日語部牧師
榊原宣行