『義に生きる』  2004年7月03日
「義のために迫害されてきた人たちは幸いである、天国は彼らの物である。」
                                                  マタイ5:10
 この個所は、単に「正しいことを行って迫害される」という一般的な意味だけではなく。神様を信じ
ていることによって迫害されると言う、苦しみの中にある人々への慰めと励ましに満ちている聖句
です。
 この個所は、今までの山上の垂訓とは違い、過去形になっています。新改訳や共同訳では違い
ますが、口語訳では上記のように訳していますし、英語の聖書も過去形を用いています。原語の
ギリシャ語を見ますと、完了形になっていました。ともかくこれは、「今までも迫害にあってきた人が
いて、そういう思いの上に信仰が詰れてきたのだ」と言うような意味であるのです。
 日本では戦時中、クリスチャンは迫害に会いました。私の祖父母は牧師だったため、その一家に
及んだ迫害の手は、想像も出来ないほど恐ろしいものでした。しかし「こうして迫害されるほど、天国
は私達に近いのだ」と言って、家族は迫害に耐えていったそうです。
 信仰をもっているがゆえに、このような迫害に会う人は、今の日本やアメリカにはいないとおもい
ます。しかし世界の色々な国々では、日本の戦時中のようなことが起きています。また私達も、この
ような迫害はなかったとしても、根っことなる価値観が違うために、様々な辛い経験をすることが
あるかもしれません。でも神様は、そんなあなたに向かって、「天国はあなたのためだよ」と励まして
くださるのです。
ペニンスラフリーメソジスト教会日語部牧師
榊原宣行