『真実を見つめて』 2003年10月05日
「アサの心は一生の間、主に対して全く真実であった。」
                                            T列王15:14
 先週は北王国についてお話しましたが、今日は南王国ユダについてです。北王国は、初代
の王様であるヤロブアムの政策、つまり神様に背を向けた姿勢を引き継いで、結局紀元前72
2年に滅亡してしまい、現在にいたっています。南王国の初代王レハブアムも当初は悪王振り
を見せていましたが、後に主に目を向け、歩んだようです。北王国は神に背いて滅亡へとひた
走りましたが、南王国は背きつつも、時折主に目を向ける王が現れ、危機をまぬがれていきま
した。その中で今日とり上げるのは、南王国三代目のアサ王です。

 アサの父でありレハブアムの子であるアビヤムは、神に背いた政治を行いました。彼は父
レアブハムの悪いところだけを受け継いでしまったようです。聖書は「主に対して全く真実では
なかった」(15:3)と記しています。彼の統治は3年間でしたが、その後息子のアサが王となり
ます。アサは41年間国を治めましたが、その政治は神様によるものでした。彼は父の行った
悪しき行いから離れ、母が拝む偶像を取り除いて焼き捨て、その母を高い位から下ろすほど、
徹底した神様への忠実を貫きました。アサのような王の出現が、北王国と南王国の行く末を
全く別のものにしたということができるでしょう。

 神様は不真実私達に対して、どもまでも真実でいてくださいます。そんな神様に対して、私達
お互いの姿勢はどうでしょうか?国の明暗を分けるほどに、神様に対しての思いは重要な意味
を持つのです。それは私達の人生においても、同じことが言えるのではないでしょうか。
ペニンスラフリーメソジスト教会日語部牧師
榊原宣行