『神の恵み』 2003年08月17日
「あなたは、しもべをなんとおぼしめして、死んだ犬のような私を顧みられるのですか。」
                                             Uサムエル9:8
先週は最後の士師であり、大切な役割を果たした預言者でもあったサムエルのお話をしました
そのサムエルの大切な役割とは、イスラエルの王を任命したということです。家族から部族、
民族へ。そして国家へと成長するイスラエルは、近隣諸国のような強い王国にあこがれ、神様
にそれを 求めました。サムエルは「この国の王は、神様だけだ」と、このことに反対します。
しかし民の圧倒的な意見を神様は受け入れる形で、最初の王をイスラエルに誕生させました。
その王を任命したのが、サムエルでした。
サムエルに任命された、イスラエル最初の王はサウルでした。サウルは30歳から12年間
イスラエルを治めた王です。彼はサムエルに任命され、神様に従って国を治めました。
しかしある時期から高慢になり、神様に従うことをせず、やがてその栄光は神様に剥奪されて
しまうのです。彼の後を継ぐことになるダビデを妬み、命を狙うほどに堕ちてしまいましす。その
サウルの最後はというと、敵軍に重症を負わされ、自害してしまうのでした。
そんな彼には、ダビデの親友となったヨナタンという息子がおりました。ヨナタンもまた戦死して
しまったのですが、彼にはメピボセテという息子がおりました。メピボセテ(つまりサウルの孫)が
5歳のときに、父と祖父が戦死しました。その際、彼を連れて逃げた乳母が落としてしまい、
それ以来足が利かなくなってしまいました。しかしダビデはそんなメピボセテを自分の食卓に
呼び、サウルの財産も返し、最高のもてなしをしてあげたのです。それに対して恐れおののく
メピボセテの言葉が、上記の聖句です。
神様は私たちの弱さもいたらなさもご存知です。そんな私たちに、徹底的に恵みを与えようと
してくださるのが、我らの主なのです。サウルはおろかな人生を送ってしまいましたが、神様は
彼の家計に恵みをあたえてくださいました。
そんな主があなたにも恵みを注ぎつつけてくださるのです。
ペニンスラフリーメソジスト教会日語部牧師
榊原宣行