『歴史を導かれる神』 2003年07月06日
「あなたがたは私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。」
                                           創世記50;20
ヤコブには12人の息子が与えられました。その中で最も愛された息子が11番目のヨセフです。
なぜなら、本当に愛した妻ラケルの子だったからです。だまされて結婚させられた妻レアには
子供が次々と出来たのに、愛妻にはなかなか出来ません。そして11番目にようやく与えられた
のですから、それはそれはかわいがりました。
ヨセフはあるとき、兄達が自分をあがめると言う夢をみました。父に溺愛されて、普段から兄達
に妬まれていたヨセフですから、余計ににくまれ、ある日売り飛ばされてしまいます。その後
彼は主に守られて、ポテパルと言う人の下で奴隷となり、信用を得て、家の管理を任されます。
ところが妻のワナにかかり、牢獄へ入れられてしまうのです。しかしここでも彼は信用を得て、
囚人の監督となります。囚人の中にはエジプトの王に仕えるふたりの者がいて、あるときヨセフ
は彼らの夢を解き明かし、彼らはそのとおりになっていきます。一人の者は再び王に仕えます
が、ヨセフのことなど忘れてしまいました。
あるとき王様が夢を見ます。その夢を誰も解き明かすことが出来ません。そのときこの男は
ヨセフを思い出し、牢獄から彼は出され、王の夢を解き明かし、この功績によってヨセフは
なんとエジプトの大臣に なってしまいました。17歳で売られたヨセフは30歳になっていました。
夢の内容は、七年の豊作の後に七年の飢饉が来ると言うもので、ヨセフの進言によって豊作の
時に蓄えをして、エジプトは飢饉を免れました。
そこへ飢餓に苦しむヨセフの兄達がやってきます。彼らは、まさかエジプトの大臣にヨセフが
なっているとは思わず、ヨセフだとはわかりませんでしたが、ヨセフの方は直ぐにわかり、彼らが
あの冷たい兄達のままかどうか試みます。しかし兄達の12番目の弟ベニヤミンや父を思う心を
見たヨセフは自らを明かし、涙の和解を果たすのでした。そして父は死んだと思っていた息子
と再会し、幸せな最後を送るのです。父が死んで、もしかして仕返しされるのではないかと恐れ
る兄達に対していった言葉が、上記の聖句です。主の導きを確信して歩む者は本当の豊な
人生を生きることが出来るのだと、ヨセフの生涯から教えられます。
ペニンスラフリーメソジスト教会日語部
榊原宣行牧師