「死にて葬られ」2002年09月08日
「ヨセフは死体を受け取って、きれいな亜麻布に包み、岩を掘って造った彼の新しい墓に
納め・・・。」
                                               マタイ27:59,60
上記の聖句は、イエス様が十字架で死んだ後に葬られた様子を記した個所です。
使徒信条は大変興味深いことに、イエス様の生前よりも死に対して多く言葉を使用して
います。なるべく少ない語数で多くのことを語るという特徴を使徒信条は持っていますが、
しかし死に対しては多くのことを語っています。それほど、キリストの死は重要な意味を
持っているということでしょう。
私たちには人生において多くの問題を抱えていますが、それらを突き詰めていくと、その
究極には死という問題があります。逆を言えば「何故生きていて、死んだらどうなるのか」と
いうことの解決が与えられたら、人生のあらゆる問題に打ち勝つ力が与えられると言える
でしょう。その答えがここにあります。キリストがあなたの身代わりとして死んでくださいました
から、あなたに新しいいのちが与えられたのです。
悪夢のような9・11が近づいて来ました。一年前のあの日、NY発SF行きのUA39便に一人
のクリスチャンが搭乗していました。彼の名はトッド・ビーマー。その便がハイジャックされ、
通常のハイジャックとは明らかに違うことを悟った彼は、他の三名と共に犯人に抵抗、結果
としてその飛行機が国会議事堂に追突するのを阻止し、ピッツバーグ郊外に墜落して
彼らの命と引き換えに多くのいのちが救われました。彼は最後のそのときき、機内電話から
オペレータに事情を話し、主の祈りを祈り、詩篇23篇を口にし、「Let's Roll!」tと叫んだと
伝えられています。
キリストの死によって生かされた一人の人生が、ここにあります。本当に生きることの出来る
人生とは、キリストの死を受け取ることから始まります。そしてその人は、本当の意味で、
世界の平和のために祈り、行動することができるように変えられるのです。
ペニンスラフリーメソジスト教会 日語部牧師
榊原 宣行